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痛みに耐えた日。
ときどき奥歯が痛むことがあった。
歯医者にいかなければと思い、以前かかっていた歯科に何度か電話をしたけどつながらないので、そのままになっていた。
月曜日の夜、床についてから急に痛みが出てきた。痛みは翌日も続き、どんどん強くなる。水曜日に駅前の歯科へ行った。

親知らずの下が怪しいといわれた。すでに神経を取ってある親知らずには詰めものをして銀をかぶせてある。
それらを取り除いてから、膿を出すという治療が行われた。
痛みに耐えることがこんなにも辛いと感じたのは、出産のとき以来かも。
あろうことか、膿が溜まっていると、麻酔が効かないことがあるそうだ。

処置後、わたしの痛い痛いオーラを感じていた先生は、「お互い大変でした」と、疲れた表情で言った。
「あご部分のリンパも腫れているから、鎮痛剤と抗生剤も飲まないとだめでしょうね」とも。
治療前のカウンセリングで、なるべく薬を取りなくない、レントゲンも嫌、と伝えていたので、ちょっとイヤミにも聞こえた。でも、この痛みがずっと続くと思うと、鎮痛剤がないと不安である。

先生は「ずいぶん膿が出たのでこれで楽になると思います」と言ったけど、ちっとも楽にはならなかった。
全エネルギーを痛みとの戦いに吸い取られた感じで、家に帰ると横にならざるを得なかった。熱も出た。
横になっても痛みが強くて、眠ることはできない。処方された鎮痛消炎剤のボルタレンだけでも飲むしかないか…と覚悟を決めて薬を取り出すと、「6時間以上あいだをあけてください」と書かれていた。抗生剤のジスロマックは「3日間の服用で約7日間の作用が持続」とあった。どちらも強力に菌をやっつけるみたいだ。

もう少し我慢してみよう、と思い直した。
こういう人が、取り返しのつかない状況に陥るのだろうな…。そのくせ逼迫したら、焦ったり後悔したり…。自己治癒力を信じてゆるがないような強さがほしいと思った。

小田原のういろうとホメオパシーのレメディーを思いつくまま取ってみる。
痛みがピークのときに息子が帰ってきて、少しほっとした。肩と背中をマッサージしてもらう。
心の状態が痛みにも作用したのかもしれない。
驚いたことに、あれほど強かった痛みが徐々に引いてきた。

処方された薬は飲まずに丸2日が過ぎた。
まだ腫れ感はあるし、顎の骨の辺りを触ると痛い。けれど、フツウ通りの生活に戻っている。

毒となる物質の使いようを工夫して、薬として使うことを得た。
人間が薬を薬だと思って沢山使えば効くと考え、どしどし使いだしたことが今日の薬の病気をつくる。新たな病気の背後には薬があると見られるに至った理由である。
薬そのものが悪いのではない、使い方の問題である。己のもつ能力を自覚することなく、発揮することなく、自分以外の他の物によりかかって、自ら立つことを忘れた人の問題である。

歯科に行く前に図書館で借りた野口晴哉著『風声明語2』より




【2015/09/04 】 もの申すもの | comments(0) | page top↑
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