25th  anniversary
今年は結婚25周年の「節目」だった。
記念日は2月で、その夜は近所のレストランで食事をした、と思う。でも、特別なプレゼントをもらった覚えはなく、よく25年間続いたとお互いを褒め合うこともなく、ましてや愛を確かめあうなどということもなく、、、

25周年のことなどほとんど忘れ、暑い夏が終わってほっとしていたころ、式を挙げた神社から「銀婚奉告祭」のご案内が届いた。
結婚後、数回引っ越しをしているわが家には夫の実家経由で連絡が来た。一軒一軒、連絡を取るのは大変な作業だ。なかには破綻したカップルもあったりして、気まずい空気になったかもしれない。案内状を出すに至るまでの担当者の労苦を察し、またどんな式典なのか興味もあり、思いがけない祝いごとを有難くお受けすることにした。

当日。まず本殿での奉告祭。神官さんが出席者全員の名前を読み上げて、夫婦円満、健康長寿などを祈祷してくださった。参列者は榊を御供えして礼拝。そのあと「浦安の舞」が奉納され、神事は無事終了。

その後は披露宴会場へ移動して、食事会。
たまたま同じ年に同じ式場で結婚式を挙げた、妙齢のカップル61組が一堂に。40代後半から50代後半とおぼしき男女が交互にテーブルを囲み、ちょっと不思議な雰囲気を醸し出していた。
料理の2品目が出されたころ、25年前の流行語や事件、スポーツ・芸能ニュースをネタにしたクイズが出され、一気に和やかな雰囲気に包まれる。
リクルート事件が起こり、2つのオリンピック(カルガリーとソウル)があり、53連勝の千代の富士を大乃国が破り、光GENJIの『パラダイス銀河』がレコード大賞を受賞…等々のできごとを懐かしく思い出し、ただひとつの共通項で同じテーブルについたおじさんおばさんの間に、親近感のようなものが芽生え始めていた。
「次にお会いするのは25年後の金婚式ですね!」とテーブルの向かいの男性が言った。一瞬考えて「そうですね…!」と応えたものの、ちょっと顔が引きつっていたかもしれない。

宴がお開きになったあと、25年前に私たちが披露宴をした会場を見せていただいた。上げ格天井を持つ「神路の間」は、当時のまま。あのときここにいたけどもうこの世にいない両親、あのときいなかったけど家族になった息子たちを想う。あのときは、25年後なんてまったく想像していなかった。

カステラ光陰矢のごとし。
次の25年は、もっとのんびり、楽しく、優雅にいきたいなあ。そして、元気で金婚式のお祝いができたらいいなあ。

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【2013/11/11 】 生活するもの | comments(0) | page top↑
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