30年ぶりの香港は・・・
b_夜景

初めて香港に行ったとき、看板の存在感に圧倒された。
目立つことしか考えていないような、サイズも色もバラバラの看板が、通りの両サイドからせり出していた。そこにバスやトラムのボディ広告も加わり、氾濫した色と文字が街を猥雑に彩っていた。

30年後、それらはずいぶんと控えめになり、モダンなデザインの広告が目につくようになった。通りもきれいになって、古いおもちゃ箱から掘り出し物を探すような面白さはなくなっていた。

それでも変わらないもの。
昔から100万ドルの夜景といわれていた、その眺め。
夜景を眺めると、香港は半島と島々で成り立っていることを改めて実感する。
朝の公園で見られる太極拳と、にぎやかな飲茶の光景も。

土地が狭い香港は、昔も今も縦に縦に成長している。相変わらず高層ビルの建築ラッシュが続いていたが、竹の足場は依然健在。伝統技術が今も受け継がれているのを見ると、他所の国でもほっとする。

そして、相変わらずぶっきらぼうなホンコニーズ。
買い物をするとき、レストランに入ったとき、何度も広東語でまくしたてられた。こちらが広東語を理解しないとわかっても、容赦ない。つい、ごめんなさいって言いそうになる。

バスに乗って郊外に行くと、ビル群だけじゃなく、意外に緑も多いことがわかった。
高級住宅街らしきエリアには、ベランダ付きのマンションもあった(ベランダ付きは昔はなかったような気がする)。

30年ぶりでも、街をうろうろしていると、だんだん昔の記憶が甦ってくる。
スポンジに水が沁み込むように、じんわりと「ホンコン」がわたしの体に入り込む。
20代のころ、香港は大好きな街だった。
ホンコン病が再発しそう。。。

b_廟


【2016/10/25 】 旅で得たもの | comments(0) | page top↑
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