念願の開運印鑑 in 台北
台北で、念願の印鑑をオーダーした。
一緒に行った友人もぜひ作りたいというので、以前妹が作ったことがある「兄弟冶印」という店へ。

店内にはさまざまな印材や彫刻品が並び、印鑑一筋的な雰囲気。柔和な笑顔で迎えてくれたのは、店主の劉良國さん。40数年前に兄弟で創業、年の離れたお兄さんはもう引退されたのだとか。それで、この店名。

友人が印鑑を作りたいと言うと、まず3種類の大きさと印材をいくつか見せられた。大きさと材によって当然値段も違う。自分の好きな印材を選ぶより、画数を見て運気を上げる材を決めた方がいいと助言される。
友人は中サイズ、フルネーム(姓名)の印鑑をオーダーすることにした。
劉さんはすぐに総画数から運勢を調べ、彫刻する文字を印鑑と同じ大きさの円の内側に面相筆で書いていく。その際、印鑑の円周上の八方位に接点を作ることで、その人に欠けている運を補い吉祥運へ、さらに運気を上げる印材(友人の場合は黒檀)を用いることで、最強の開運印となるらしい。

b片岡さん印劉さんが円の内側に筆で姓名を配置する様は神業的!下書きもせず、少しの迷いもなく。彼の頭の中では、必要な接点と字形のデザインはすでに計算済みなのだ。翌日できあがった友人の印鑑は、その紙に書いた字形どおりに彫刻(手彫り)されていた。

友人がオーダーしたとき、わたしはまだ決心がつかなかった。高価な買い物だし、姓名にするか、名字または名前だけにするか、それも決めかねていた。
でも店主の神業と誠実そうな人柄、印鑑の出来映えを見てしまったら、どうしても欲しくなり、帰国前日の朝、1人で店を訪ねた。

中サイズで、名前の印鑑をオーダーすることに決めた。
名前は17画。それに12画足す(円周に12の接点をつくる)と29画。「智徳の大吉数」「強い財運のもとで、一生食錄の福を受けるという吉祥画」になる。薦められた印材は、メノウ。ちょっと割引してもらって、4,000元也。
明日帰国することを告げると、その日の夜11時にホテルに届けてくれるとのこと。翌朝、フロントで念願の印鑑を受け取った。力強くて美しい!

b印鑑03

そして今日、通帳の改印をしに郵便局へ。窓口の男性に新しい印鑑を渡すと、
「この材は何ですか? 重厚さがあっていいですね。こんな印鑑、見たことないです。字体も素晴らしい!」
「メノウです」「台湾で作りました〜」
自慢げに、聞かれていないことまで答えるわたし。
やっぱり作ってよかった! 金運アップ、期待できるかな・・・
【2016/07/27 】 旅で得たもの | comments(0) | page top↑
座禅断食 in 松本
衝撃的な体験だった!
松本での2泊3日の座禅断食。友人に誘われて、軽い気持ちで参加したものの、考えてみればこれまでの人生で食事を抜いたことはほとんどない。遅刻しそうでも朝食は摂っていたし、食べることが体力・気力・健康の源と思って、五十数年を過ごしてきた。
家族にも食べることを強いてきた。夫に対しては「小食の男は嫌い」とのたまい、子どもには「食べると元気になるから」と、病気のときも食べることを勧め・・・。だからわたしが座禅断食に行くと言ったとき、家族は口をそろえて「絶対に無理!」と断言したものだ。

果たして。
1日目は自主断食をして会場の宿に集合、6時からスタート。この日は、25分の座禅と30分の休憩を3セット。なんとかやり終え、エネルギーが枯渇した人の体で就寝。
2日目の朝起きると、足元はさらにふらつき、頭痛もする。顔に生気はなく、土気色。このまま倒れて、救急車で運ばれてしまうんじゃないかと思ったほど気分が悪い。
朝一番の行、お経が始まるや吐き気をもよおし、午前中に4回嘔吐。それでも人間の生命力は不思議なもの。出すものを出したあとはすっきりして、だんだん体調もよくなってきた。午前中の座禅を5セット終えたあとは、やや過酷な合掌行。それを終えると野菜ジュースが飲める。それだけを楽しみに、力を振り絞る。そしてちびりちびり飲んだ野菜ジュースの美味しかったこと。
そのあとは講話なども入り、身体的には休憩モード。2日目の座禅は全部で9セット。翌朝3セットを終えれば、待ちに待った「明けの食事」だ。
ニンジンをぶら下げられた馬の気分。断食明けの食事とその後に襲われる宿便出しが楽しみになり、頑張ろうと気力も湧いてくる。それでもこの夜もふらつきがあったので、入浴はやめておいた。

3日目。
明けの食事は、大根のゆで汁から始まった。とても美味しい。たった2日半食べなかっただけで、こんなにも食物が愛おしい。一口ひとくち味わいながら、汁を飲み、梅干しを入れて酸味を味わい、大きな輪切り大根をゆっくり噛みしめる。美味しい、美味しい。
そのうち、ひとりふたり、三人四人、と席を立つ。食堂にいる人数は半数くらいになり、みんなトイレに駆け込んでいる。
わたしはなかなか便意を感じなかったけれど、大根を3つ食べたころようやく「そのとき」がやってきた。
トイレから出てはまた入るという所作を繰り返し、最後は色のない粘液便(宿便)が出て、やっと落ち着いた。

断食明け食事

そもそも座禅断食の目的のひとつは、腸壁にこびりついている粘液便=宿便を出すことにある。座禅と断食を組み合わせることで自律神経のバランスを整え、腸の大掃除を促進する。
指導者は、野口法蔵師。カメラマンとしてインド取材をしたときの様々な体験を経て、仏道修行の道へ。ラダックの僧院で得度し、現在は臨済宗妙心寺派の僧侶。その半生を知り、おいそれとはお会いできないような方だったんだと思い知ったのは、断食後に師の著書『人間の頂』を読んでからだ。

写真は、松本から帰って2日目の夜ごはん。「断食明けの食事」は、野菜・果物・麺またはパン中心の少量の食事を3日間続け、徐々に普通食に戻していく。2週間が過ぎて現在は何でも食べることができるけれど、明らかに普段の食事が変わった。何より、肉とコーヒーを摂らなくなった(欲しくなくなった)ことは、自分でも驚きだ。
からだは食べものでつくられる。腸内環境をよくすると体調もよくなる。体調がよくなれば、こころも整う。
キツイ体験だったけど、身を以て知ることができた貴重な2泊3日だった。

◆野口法蔵師インタビュー
【2016/07/25 】 生活するもの | comments(0) | page top↑
消しゴムはんこワークショップ in 台北
face布別針課_完成
すっかり日にちが経ってしまいましたが、6月23日に開催した台北での初ワークショップは無事に終了しました!
日本での予行演習もなくいきなり本番だったので、時間内に終わるかがもっとも心配だったのですが、何とかみなさんfaceブローチを2つ作って、笑顔で記念撮影することができました。
予備に持って行った材料も完売、興味を持ってもらえたようで、楽しいひとときでした。

説明定員6名、1回だけのワークショップとはいえ、海外での初WSでもあり、準備にかなり時間を要しました。まずフライヤーの作成。サンプルブローチを用意し、材料をそろえ、中国語テキストを作り、布に捺した色見本も作り、通訳のエディスに伝えるための英文も作成し、いつものわたしには考えられない用意周到さで臨みました。が、じっさいワークショップが始まってみると、みんなそれぞれ作ることに集中し始めたので、成り行き任せ。きちんとテキストを読んだ人がいたのかどうか・・・
作品05そして、通訳のエディスが制作に熱中するあまり、途中から通訳はなくなり。その代わり、日本の大学に留学経験のあるシンインちゃんが必要な部分を通訳してくれて、とても和やかな雰囲気でした。

会場となったLOOPYの「ぐるり庵」コーナーには、わたしの新しい作品も並びました。
会場を提供してくれたガガとラッキー、通訳を引き受けてくれたエディス、シンインちゃん。参加者のみなさん、日本から参加してくれた片岡さん、中国語テキスト制作に協力してくれた薫さん、みんなありがとう〜!!!
【2016/07/17 】 制作するもの | comments(0) | page top↑
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