理想的な80代
先日、リサ・ラーソンと芹沢銈介の展覧会をはしごした。

リサ・ラーソンは、スウェーデンで活躍する陶芸家。動物やこどもをテーマに、ユーモラスでほのぼのとした作品を作り続けている。「癒し系」の作品は日本でも人気が高く、会場は老若何女であふれていた。展覧会最終日ということもあり、とくにグッズ売り場は大混雑で、会計のために長蛇の列ができていた。

彼女の暮らしぶりを紹介した映像がとてもよかった。
自然体で生きる彼女と、彼女が生み出す作品にはちっともズレがない。人柄がそのまま作品に出ている。お会いしたことはもちろんないけど、そんな気がした。

古いものが好き、と彼女はにこやかな笑顔で語っていた。屋外にいるような気分になるというサマーハウスのアトリエは、不要になった窓枠を再利用して、画家の夫が造ったという。庭のあちこちに置かれている小さな陶器のオブジェは、彼女が庭に捨てた失敗作をご主人が配置したそうだ。それらは風雨にさらされて、とてもイイ感じで風景に溶け込んでいる。古いものを大切に、時間をかけて丁寧に自分のものにしていく・・・なんて素敵な暮らし! 

そして何より素晴らしいのは、80歳を過ぎた今も現役の作家として活動していること。こんな80代にわたしもあこがれる!

伝統的な染色技法をもちいた型染の作品で知られる芹沢銈介の作品は、シンプルで斬新。型を切り抜いた細やかな手作業に、手を抜かないとはこういうことなのだと思い知らされる。
民芸運動にかかわり、世界の民芸品を収集した。パリで大規模な個展を開催したのは81歳のとき。88歳で亡くなるまで精力的に制作に取り組んでいた。

2014年の秋分の日=理想的な80代を思い描いた日、として覚えておこう。
【2014/09/26 】 鑑賞するもの | comments(0) | page top↑
2015 calendar 遅々として進まず…
来月、市内で開催される「アート・バザール」に出展するため、来年のカレンダーづくりに取りかかっています。ぽち袋やカードなどの制作も考えていますが、今回のメインはこのカレンダーとエコバッグになる予定。だからずいぶんと時間をかけているのに、なかなか仕上がりません。それは丁寧に作っているからというわけではなく、デザインがピシッと決まらないからです。
2015年版のカレンダーは、以前から気になっていた大阪にある印刷会社「レトロ印刷」に出そうと思っているので、サイズや刷り色などコスト面から妥協しなくてはいけない制約もあり悩みのタネに。
レトロ印刷はオフセットではなく孔版印刷なので、色を決め、デザインができても、これで完成とはならないのが少々やっかいなところ。2色刷りの場合は入稿用にモノクロのデータを2版作る必要があります。カラーデータをまたモノクロに変換して濃度の最終調整・・・・出口はすぐそこに見えるのに、なかなかたどり着けない感じです。

昨年のカレンダーはスキャンから印刷、切取線入れ、断裁、天面の接着まですべて自分でやってタイヘンだったから、今年は印刷にお金をかけてちょっと手抜きするつもりだったのに、昨年以上に手間がかかっている。
そもそも、ものを作るものが、「手抜きしよう」なんて思ったことが間違いでした。。。


先日上がってきた試し刷り。う〜ん。。。
【2014/09/14 】 制作するもの | comments(0) | page top↑
パンツ革命
ごくごくちまたで締め付けのない「空気パンツ」が話題になっている。
情報を得て、すぐに行動を起こしたのはKちゃん。さっそく本家本元の「空気パンツ」を購入して履き始めたら、何だかとてもいい感じ。ある日フツーのパンツに変えたら、午後から体調不良になり熱まで出ちゃったとか・・・。Kちゃんはセクシーな上級者タイプからビギナー用のふんどし型まで、あれこれ5枚くらい取り揃え、「ゆるパンツライフ」の伝道者に…!?

次に反応したのはYちゃん。Yちゃんは手作りのひとなので、まず雑誌の付録の「ふんどしパンツ」を手に入れ、その後手ぬぐいで自作。最近ではダブルガーゼを使った進化版も手作りしている。

わたしはというと、まずYちゃんに教えてもらった手ぬぐいで作る「ふんどしパンツ」を制作(写真左)。これは手ぬぐいの幅をそのまま利用するので、短時間で作れる。気がかりだった股の部分もごわごわ感は皆無で、なかなか履き心地がいい。
さらにオリジナル型紙で、サイドをヒモで結ぶ上級者編を作ってみた(写真右)。こちらは締め付けゼロ。開放感を味わえるけど、外出時に履くにはなかなか勇気がいる。上げ下げもちょっと面倒。



というわけで、今のところ「室内履き」になっているけれど、締め付けのない「空気パンツ」には、リンパや自律神経、ホルモンバランスの働きを促進させ、生理痛、冷え性などの改善にも効果があるそうだ。
上級者のKちゃんいわく、「今までは緊張しなくてもいい場面でも力が入っていたけど、今はすっと力を抜くことができるようになった」とか。

Kちゃんのことばを聞いて、はたと思った。
わたしの場合、ガードルはハタチのときに止めたし、もともとパンツはゆる好み。日々の生活においてあまり緊張することもない。こういうタイプのひとには効果は期待できないのかも・・・。

たまたま見ていたTV番組で、建築家の安藤忠雄が現代美術家の李禹煥の作品に対して(それはただの鉄の棒だったけれど)、「緊張感がある」というようなコメントを言っていた。そのあと「どんな仕事にも緊張感は必要だけど…」と付け加えた。
そこでまたはたと思った。
わたしが作るもの(イラストやデザインなど)が何かパッとしないのは、どうやらこの「緊張感」に欠けるせいではないだろうか、と。

それならわたしに必要なのは、加圧型機能パンツということになりそうだけど、確かKちゃんはこんなことも言っていた。
ヒモで結ぶタイプの「空気パンツ」は、紐がほどけるとパラリとパンツが脱げてしまうので、常にウエストを意識して背筋を伸ばし、お尻を締めるようになる。だから締め付けないのに、姿勢がよくなりヒップアップも期待できると。

たかがパンツ、されどパンツ。
【2014/09/07 】 生活するもの | comments(0) | page top↑
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