「新鮮空気」
北京の大気汚染はかなり深刻だ。
「新鮮空気」という空気の缶詰(1缶、日本円で約70円とか)が、いま北京で飛ぶように売れているという。

テレビの報道では、グレーの靄に覆われた街角で、男性がプシュッと缶のふたを開けて、美味しそうに「新鮮空気」を吸い込んでいた(いったいどれほどの効力があるんだか・・・?)。
空気が売られ、空気を買う人がいる。
有害濃霧のため、昼間にもかかわらず、車はライトをつけて走っている。
この異様な光景に末恐ろしさを感じた。
新鮮空気を買うより、有害物質を出す車に乗らない、という選択はないのだろうか。

PM2.5による有害濃霧は日本にも大量に飛来すると予想されている。他人事ではない。原発事故後の不安がよみがえる。
中国の大気汚染ははっきりと目視でき、健康被害の出方が早いので、深刻さが伝わりやすい。ゆえに中国政府も、これ以上隠すことができなくなったのだろう。
かたや放射性物質は、目では見ることができず、長い時間をかけてカラダをむしばんでいくので、有害度が伝わりにくい。ゆえに隠しやすい。

もし放射性物質が目に見えたら・・・想像するだけでぞっとする。
脱原発の機運は一気に高まるだろうけど。

blue_sky
【2013/02/09 】 見えないもの | comments(0) | page top↑
newer posts ← | home |