交渉するもの
夫にいわせると、わたしは「交渉上手」なのだそう。「交渉好き」ってわけでもないのだけど、要するに「図太い」ってことでしょうか。

1か月ほど前の話。プリンタが目詰まりたらしく、強力ヘッドクリーニングをしても、新しいインクに取り替えても特定の色が出ない。困ってメーカーのC社に問い合わせたら、「C社の純正インクをお使いですか?」と聞かれた。うちでは「C社用リサイクルインク」を使っていたのでそう答えると、「それではそのインク会社に問い合わせて下さい」と冷たい。インク会社に聞いてもねぇ…と思ったけれど、ものは試しと思い、その忠告に従うことにした。

意外にも、インクメーカーJ社の方は、出なくなったインクカートリッジと取り替えた新しいカートリッジの両方を、プリンタと一緒に送ってくださいとおっしゃった。先方で点検して、インクカートリッジが原因の故障なら、無料で修理してくれるという。

ここからが交渉本番。
プリンタにはJ社のほかE社のインクも入っていた。そのあたりもさらりと伝え、着払いでプリンタを送らせてもらうことにした【交渉その1】。
でも、プリンタがないと困る。そこで点検中、代替機を貸してもらえないかと尋ねてみた。うちのプリンタはA3ノビ対応だったので、同様の機種をお願いする【交渉その2】。
A3ノビ対応の代替機は出せるがEP社製になるとのこと。それならインクもつけてほしいと頼む。修理となると2〜3週間かかるといわれたので、予備のインクも所望する【交渉その3】。
以上すべて受諾され、プリンタを点検に出している間、うちのPC環境は以前より快適になり、帰省中の大学生はここぞとばかり印刷しまくっていた。

J社からは何の連絡もなく、3週間ほど過ぎた。買い替えどきなのかな〜と新しい機種を探していたら、突然プリンタが戻ってきた。
「お詫び」状に、わたしが送ったインクカートリッジのひとつに不具合が見つかったと書かれていた。そのインクが原因かどうか解明には至らなかったが、プリンタのプリントヘッドにも不具合が確認されたという。それでうちのプリンタは、J社からメーカーのC社に送られ、点検修理(プリントヘッドの交換および機内清掃)を終えてJ社に戻り、そこでもう一度点検され、わが家に返送されたのだった(もちろん無償です)。

「ものづくり」の精神に触れた気がした。
J社に対するわたしの評価は一気に上がり、「これからも貴社のインクカートリッジを使い続けます」とメモをつけ、お借りしていたプリンタを返却した。

ヘッドを取り替え生まれ変わったプリンタは絶好調。新しいインクが装着され、予備のインクカートリッジも何本か入っていた。

yokohama_museumとりあえず何でも言ってみるもんだ、と思いを新たにした1件です。

←これはプリンタとはまったく関係のない写真。横浜美術館前の舗装。ひとつだけ金具が動いているのが、イイネ!
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【2012/09/23 】 生活するもの | comments(2) | page top↑
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