修理を終えて 【01】
何か一つものが壊れると、連鎖反応のように次々と壊れる。
そういう経験ありませんか?

わが家ではこの1か月の間に、CDプレーヤー、プリンター、インドネシア製チェア、ドアのストッパー、掛け時計・・・と、リビングにあるものが次々に壊れた。ついに時計まで動かなくなったときは、ちょっとあせった。なんだか家庭運の停滞を暗示しているような気がして。。。

この時計は15年ほど前、家族で清里に行ったときに買ったもの。天然木のぬくもりと振り子が気に入っていた。
4,000円くらいだったと思う。もう15年も使ったし、買い替えどきかな…とも思ったけど、子どもが幼かった頃からわが家のささやかな歴史を見てきた時計なので、処分するのもしのびなかった。

インターネットで検索して工房を探して連絡を取ったら、いまは工房を閉めているけど修理はしているとのこと。長く使ってもらえることが嬉しいと、快く修理を受けてくださった。しかも申し訳ないくらい安い料金で。

clock02先日、その時計が修理を終えてわが家に戻ってきた。紙のクッション材の中にちょこんと収まった愛着のある時計に再会したときは、とても感動した。電池を入れて壁に掛けると、再び家族の時間(とき)を刻み始めた。停滞していた家運も上向きになりそうな気がして、うれしかった。
修理に出してよかった!
「もの」を通して人の温かさが感じられる。
こういう「もの」とのつきあいを大事にしたいと思う。

丁寧な手紙も添えられ、「木の色が変わって、いい味がでていますネ」と書かれていた。
【2012/08/27 】 暮らしのもの | comments(0) | page top↑
Happy 20th  Birthday
もう10年くらい前のことだけど、フランス額装を習っていたことがある。
額に入れる作品がもっとも引き立つように額装デザインを考えて、切ったり貼ったりして作りあげる作業に強く惹かれた。将来、仕事に結びつけばいいな…という思いもあり、先行投資のつもりで一念発起したのだった。

・・・でも、続かなかった。
受講料は承知のうえだったけど、材料費にお金がかかりすぎることが問題だった。額装のために買った紙の残りがどんどん溜まり、無駄も多かった。

練習なので、最初は気に入ったポストカードを額装していた。
マットの色や大きさ、装飾手法を決めて、それにあった額縁を特注する。
世界にひとつの素敵な額装品ができあがるけど、150円のポストカードに何千円もかかる。一作品作るたびに、わたしの暮らしとのギャップが広がった。

先日、机まわりの片付けをしていて、あのとき額装しようと思っていた篆刻作品と、途中で投げ出したままになっていたマットの一部を発見。紙がやや黄ばんでいたが、それを息子1のハタチのお祝いにあげようと思い、誕生日に間に合うように額を注文した(7,000円ナリ)。

gagu02誕生日に遅れること1週間、昨日ようやくマットの装飾を終えて彼に渡すと、即座に「中の絵は簡単に取り替えられるの?」だと!
ハタチの記念に『創造無限』という言葉を贈ろうと、作品に合わせてマットのサイズや色を決め、額も特注したのに。。もう・・・!
【2012/08/24 】 生活するもの | comments(0) | page top↑
アナログ通信の魅力
大阪に住む友人から、ハガキが届いた。

残暑見舞ってわけでも、特別なお知らせがあるわけでもなかったみたい。
「引越するので片付けしていたら、いろんな人からもらった便りが出てきて、みんなに感謝の気持ちを伝えたくなり・・・」ということだった。

手紙はメールと違って、実体がある。
文面だけでなく、筆跡や便せんの色や柄も、送り主の気持ちを伝えている。
一通の手紙は、過ぎし日の記憶を鮮やかによみがえらせてくれる。

postkarte年末年始の挨拶をのぞいて、ハガキを出すことはほとんどなくなった。けれどこうして手書きの便りをもらうと、とても嬉しい。
思いつくままペンを走らせたという友人に、わたしも思いつくままハガキを書いたら、いい気分になったよ。
【2012/08/23 】 生活するもの | comments(0) | page top↑
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