台湾 memo 05 【 本を買う  at   誠品書店 】
大きな本屋に行くと、気持ちがざわざわする。
最初は品ぞろえにわくわくして気分が高揚するのだけど、デザインやコンセプトがナイス!な本を見つけると、なぜか(土俵がまるで違うのに…)「ヤラレタ~!」という気分になり、だんだん落ち込みそのうち疲弊してしまう。

アジア最大級の書店「誠品書店信義旗艦店」で、クラフト紙のカバーをつけた横長のピクチャーブックが目に留まった。

めずらしい判型(天地140mm×左右247mm)で、紙もいい感じ。それに素朴なイラストとナチュラルトーンのデザイン、かなりわたし好み! 
中をめくってみると、台湾の風習や生活のひとこまをキーワードにして、スローライフをうながすヒントをさらりとアドバイス(中国語・英語併記)。ひとつひとつのメッセージを読んでひらめいたことをメモしよう、という意図なのか、デザインの異なるフリーページが随所に挟み込まれている。

ホテルに戻ってから、別行動した妹に見せびらかすため本のシュリンクを破ったら、フキンもセットになっていたことに初めて気がついた。
うれしさ倍増! それにヤラレタ感も!
この本です→『枛龍』。ちなみにフキンは、烏龍茶バージョンでした
・・・・・・・Life is also full of different fragrances.
So once in a while , don't forget to make a pot of tea for yourself, and appreciate the different levels of bitterness and sweetness in life.



book← こちらは【memo 02】で紹介した葉懿罃さんがイラストを描いた『蟻女乙男』。
キーワードから日本文化を読むというコンセプトで、アリージョ、オトメン、モグラ女、草食男子、アラフォー、成田離婚、大人ニート……などが取り上げられていました。イラストもいいし面白そうだけど、中国語表記だけなので購入は見合わせました。
【2012/05/30 】 旅で得たもの | comments(0) | page top↑
台湾 memo 04 【 tainan eating tour 】
台北から台南へは、日立製の新幹線で1時間40分。
メンバーは、私と妹+オキミさん(台湾人)+オキミさんのだんなさん(日本人)+妹の友人のシバタさん(日本人)の、計5人。
ホテルにチェックイン後、まずセブンイレブンでビニール合羽を買い、食べもの屋めざして突進するオキミさんのあとを着いていく。ザーザーぶりの雨の中、透明合羽に身を包んだ一行が足早に歩く姿は、ちょっと異様な光景だったかも。

合羽が蒸れて暑い。途中、ジュースの屋台で蓮根ジュースと仙草ジュースを買い、5人で回し飲み。グラニュー糖の入った春巻きと豚肉まんの屋台をはしごして、布市場の一角にある店で、「意麺」という汁麺を食べたあと、隣のかき氷屋へ。小豆+プリン+練乳入りのかき氷は、意外にイケた。
どの店でも少量頼んで、5人でつっつき合って食べるというやり方で、多種の食べものを制覇。歩き回ってくたくたになったので、冷房の効いた国立文学館のカフェで珈琲タイム、ついでにここのプリンも賞味する。

夜は、海鮮料理屋へ。注文はネイティブスピーカーのオキミさんにおまかせ。
茹でたタケノコ、カボチャクリーム、貝の蒸し煮、カタツムリの炒め物、カニ、カエルの炒め物、サヨリの干物、スイレン菜炒め・・・
グルメのオキミさん夫妻は、フランスワイン2本とゲランドの塩とエキストラオリーブオイルまで持参して、食いしん坊で研究熱心なシバタさん、食い意地が張った妹とで大盛り上がり。4人は、食に対する情熱がハンパない!

すでにお腹はいっぱいだったけど、このあと予定どおりタウナギ屋へ。タウナギは一見するとヘビのようで、食感はハモのよう。すでに時刻は23時を回っていたが、ホテルに戻る途中でレモンソースの「豆花」を買い、部屋で食べて寝る。

tainan

翌日は6時45分にホテルを出て、朝食ツアーに出発。
前回、妹とオキミさんが台南に来たとき、朝8時半にはもう売り切れて閉店していたという牛肉スープの店へ。
店はすでに満席。台南の人も「食」にかける情熱がすごい! 
店を切り盛りしているのは、おばちゃん2人。手早く切った生肉をアツアツの特製スープに入れ、フタをして少し火を通すだけ。でもこれがとても美味だった。
新鮮な食材をシンプルな調理法で瞬時に仕上げ、作りたてをすぐに味わうことこそ、おいしさの極意。これぞ台湾人のパワーの源!?
今日は昨日と違って朝からかんかん照り。日よけに雨傘をさして、やはり「売切御免」の、ピーナッツちまきの屋台へと急ぐ。

・・・(後略)昼ご飯もこんな感じで町を練り歩き、台南でいちばんおいしい豆花を食べて、お土産に燻製を買って、台南食べ歩きツアーは無事閉幕。

その国の普段の食事を堪能するには、「言葉」が最大の鍵になる。初めて訪れた台南でこんなにディープな食体験ができたのも、オキミさんのおかげ。多謝!!


tainanart01お腹が満たされたあとの、ストリート散策。古い建物と現代アートのコラボレーションが面白かった。
【2012/05/22 】 旅で得たもの | comments(3) | page top↑
台湾 memo 03 【 treasure hill artist village 】
「寶藏巖國際藝術村トレージャーヒルアーティストビレッジ(THAV)」は、MRTの公館駅から歩いて15分ほどのところにある。
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この寶藏巖地区は、その昔、不法に住み着いた人びとの村だったと聞いた。
時の流れとともに増改築が繰り返されたようで、斜面につくられた階段と路地、家屋が複雑にくっつきあい、迷路のような集落を形成している。

mrnickどこをどうみていいのやら…と思っていたときに、台湾人写真家のニック(阿甘)さんに出会った。
ニックさんは2010年にTHAVのプロジェクトがスタートしたときの第一世代で、ここに住んで活動している。親切にも、右往左往している私たちの案内役を買って出てくれた。

←ニックさん(住居ものぞかせてもらいました)

koudachie
2番めに訪ねたギャラリーには、日本人画家・幸田千依さんの作品が展示されていた。ゆらゆらときらめく水の中で戯れる人びとを描いた力強いアクリル画。大きな画面に生命力がほとばしっている。
あとで聞いたことだけど、千依さんは市中心部にある台北国際芸術村(TAV)のアトリエに3か月滞在して、創作活動をしていたそうだ。もうひとつのアートワークでもある「歩く絵のパレード」を台北でも行い、彼女の作品が台北の風景に溶け込んで「歩く」様子を、ニックさんがビデオ撮影したという。

THAVにはアーティストの住居、開放ギャラリー、工房、ワークショップスペース、カフェ(1軒)、食堂(1軒)などが混在している。
古い建物や集落をアート活動の場としてよみがえらせた台北市政府文化局の試みは、とても興味深い。TAVとTHAVをオーガナイズしているのはAIR Taipeiで、ここでの芸術活動は世界のアーティストに開かれている。私たちが訪れたときには、国立台北教育大学(造形デザイン学系)の卒展も開催されていた。
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歴史のある場所から新しいアートが創出され、国境を越えた交流が生まれ、じわじわと街中にアートが広がっていく。古い建物と現代アートのコラボレーションは、まちづくりのひとつのモデルを示しているように思えた。

Mr. Nick , Many thanks for your kindly guide in THAV.
We were very lucky to meet you and really enjoyed !
【2012/05/12 】 旅で得たもの | comments(2) | page top↑
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