京都たび 01 【締めのできごと】
「今日は朝立ち寄りだから8時に家を出ても余裕・・・」と言いながら、夫は8時前には家を出た。わたしには考えられない(まねできない)行動だ。時間に余裕があるのに、それでも早めに家を出るなんて…。

つい先日は、大きな荷物を肩にかけ、京都駅構内を一心不乱に駆け抜けていた。ギリギリのことが多いわたしでも、旅先でこれほど焦ったのは初めて!

何でこんなにギリギリになったのか・・・妹がJR京都伊勢丹に入っている林万昌堂の行列に並んだからだ。
妹の番になったとき、すでに時刻は予約した新幹線の出発13分前。
わたし1人なら、順番が来る前に諦めていたかも…。でも、妹の甘栗へかける熱意はゆらがなかった。「時間に余裕をもって行動しない度」にかんしては、わたしより数段うわ手(妹の名誉のためにいえば、鷹揚)なのだ。

伊勢丹を出たら、地下のコインロッカーで荷物をピックアップしないといけない。コインロッカーの場所をきちんと把握していなかったので、間に合わないかも…という不安が大波のように押し寄せてくる。残り時間は10分。

運よくコインロッカーはすぐに見つかった。が、ほっとする間もなく、大急ぎで荷物を引っ張り出して猛ダッシュ。
非情にも妹はICカードで在来線の改札から入ってしまい、取り残されたわたしは構内の標識だけを頼りに、力の限りを尽くして祈りながら走り続けた。ここで新幹線に間に合わず特急券が無駄になったら、楽しい思い出にケチがつく。

いま思い出しても、不案内な京都駅の地下から2階の新幹線改札口までを5~6分で駆け抜け、無事新幹線に間に合ったのはミラクルとしかいえない。
汗だくで乗車し、しばらく心臓が波打っていたけど、おかげで今回の京都旅行は、より有意義で印象深いものになった。
(とはいえ、もう若くもないんだし走るのも疲れるから、もう少し時間にゆとりをもって行動したいものだ・・・to be continued・・・ )

4daruma
【2011/11/29 】 呼吸するもの | comments(2) | page top↑
理屈っぽいもの同士
「論理的な人」と「理屈っぽい人」はまったく違う、
と内田樹はいう(『子どもは判ってくれない』p.103-104)。
「理屈っぽい人」は、一つの包丁でぜんぶ料理をすませようとする人のことである。
「論理的な人」は、使えるものならドライバーだってホッチキスだって料理に使ってしまう人のことである。
「自分の考え方」で考えるのを停止させて、「他人の考え方」に想像的に同調することのできる能力、これを「論理性」と呼ぶのである。
・・・なるほど。これを同居の高校生に読ませよう。

こり固まった理屈を手放して、もっと論理性を身につけてはどうか。そんなハハゴコロで、ウチダ先生の文章をつきつけたら、「おお~自分が考えていたことと同じじゃん!」とのたまった。

違うでしょ!
「論理的に思考する、というのは簡単に言ってしまえば、今の自分の考え方を「かっこに入れ」て、機能を停止させる、ってことなんだよ」
「目の前に問題があって、それがうまく取り扱えない、というのは、その問題の解決のためには「今の自分の考え方」は使いものにならないということ、って書いてあるよ!」
ここで、はたと気がついた。

反論を(  )で閉じることが、わたしにとってどんなに困難なことか…。
「今の自分の考え方」に固執しているから衝突するのだ。
つまるところ、うちらは「理屈っぽいもの同士」ってこと??
【2011/11/23 】 生活するもの | comments(2) | page top↑
生まれてはじめて食べたもの
「スフレを食べにいかない?」と声をかけられて、すぐに誘いにのったのだけど、「スフレって何だっけ?」
ふわふわしたお菓子ってことは何となくわかるのだけど、具体的なヴィジュアルが浮かばない。知っているようで知らなかったもの。
でも嫌いじゃないことは確か、と根拠のない確信を持ってその店へ。

スフレ専門店「ル・スフレ」は、これまでほとんど足を踏み入れたことのないエリア(西麻布)にありました。開業は25年も前だそうです。

スフレはスイーツだと思っていたけど、フランスに住んだことのあるユウコさんから「きのこやエビなんかが入っているのもあるし、フランスにはスフレのコースを出すレストランもあるのよ~」と聞いてびっくり。

souffle待つこと約15分。もこもこと膨らんだアツアツのスフレが登場。それはふわふわしたお菓子ではあったけど、想像していたのとはちょっと違いました。スプーンで真ん中に穴をあけてソースを流し込み、生地とソースをからめながら一気に食べるのが、正しい食べ方。どうやらこの「一気に」というのが大事みたい。

冷めてしまうと気泡が沈み、せっかくふんわり膨らんだスフレがしぼんでしまうから。
そもそも「スフレ」というフランス語は、「膨らんだ」という意味なのだそう。

「おいし~!}を連発した感激のスフレ・デビュー。
これまで何となく「スフレ」と思っていたものとは、別ものでした。
この歳になって、「生まれて初めて」っていう食べものに出会えるのは、なかなか感動的です。
【2011/11/19 】 おいしいもの | comments(0) | page top↑
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