タカハシさんのX'masケーキ + カヤヌマのシュトーレン
ヨガ教室で知り合ったタカハシさんから最初にフルーツケーキをいただいたのは、20年以上前のこと。今やタカハシさんのフルーツケーキは、クリスマス・シーズンに欠かせない「わが家の定番」になっている。

30年以上、毎年12月に20~30本のフルーツケーキを焼いて知人に贈っているタカハシさんだが、去年ケーキをいただいたとき「体力的にもしんどくなったし、いつまで焼けるかしら…」とおっしゃっていた。タカハシさんは私の母と同い年で、ご主人のお世話も徐々に増えている。今年はクリスマスに連絡がなかったので、ちょっと心配していた。けれど暮れも押し迫ったころ「今年もケーキが焼けました!」と電話があった。

フルーツケーキ04ラム酒に漬け込んだフルーツとナッツをふんだんに練り込んだタカハシさんのケーキは、しっとりしてとても味わい深い。今年はオーブンを買い替えたのでうまくいかなかった、といわれたけど、私にはいつもと同じおいしさ。5ミリにスライスして、ひそかに心待ちにしていた家族と堪能している。

そしてもうひとつ。3年前からうちのクリスマスに「ツッカベッカライ・カヤヌマ(赤坂にあるオーストリア菓子店)」のシュトーレンが加わった。縁あって、シュトーレンを作っているマイスターから直々にいただいていている。
最近ではパン屋でも売られているけど、本家本元のシュトーレンはやっぱり違う。「イエスの枕」を連想させるかたち、しっかり目の詰まった生地にたっぷりの粉糖、熟成したドライフルーツとバターの上品な香り…こちらも薄くスライスして。。ひと口で頬がゆるむ。

カヤヌマのシュトーレン家においしいものがあると、みんなが幸せな気分になれるね。
Alles Gute !!
【2010/12/30 】 おいしいもの | comments(0) | page top↑
寒い季節に登場するエルツの人形
今年もまた彼らの出番がやってきた。毎年この季節にうちの出窓を飾る木の人形たちは、1990年にドイツで買ったものだ。
人形楽隊

1989年の夏、旧西ドイツのガイドブックをつくるためにドイツに行った。編集作業も終盤に近づいていた11月9日、ベルリンの壁が崩壊したという衝撃的なニュースが飛び込んできた。翌年3月、急きょ旧東ドイツの都市を追加取材することになり、再び渡独したのだった。
旧東ドイツで私が目にしたのは、日本で報道されていたような統一を喜ぶ光景ではなかった。街も人々も混迷し、途方に暮れているようだった。
あれから20年。その年に生まれた(社会主義を知らない)子どもたちは、成人になっている。もうすっかり資本主義経済が浸透して、西側でも東側でも同等の暮らしが営まれているのだろうか・・・。あの愛らしい東独車「トラビ」は姿を消しちゃったのだろうか・・・。

キャンドル立て人形たちは、木工芸品で有名なエルツ山岳地方のもの。ユーモラスな表情の楽団員がかもし出す温かな雰囲気が、何となく寒い季節に似合う。左のキャンドル立ては、クリスマスの季節限定。安定感に欠けるので、ロウソクを灯すのはイヴの夜だけ。
ベルリン~ドレスデン~ライプツィヒ~ヴァイマール~エアフルト…。
いつかまた寒い季節に訪ねたい。
【2010/12/20 】 旅で得たもの | comments(0) | page top↑
続けているもの【その3】 休日に天然酵母のパンを焼く
天然酵母パン週1でパンを焼くようになって2年が過ぎた。
きっかけは、がんを患い食事療法を実践していた友人に誘われて、市内に住むまり子さんを訪ねたことだった。彼女は天然酵母パンやの草分け「ルヴァン」で働いていたことがあり、ルヴァン仕込みの酵母を使って日々のパンを焼いている。

古い団地をリフォームしたまり子さんの住まいは、彼女の雰囲気そのままのナチュラルテイストあふれたしつらいで、とても心地よかった。
ひととおりパン作りの工程を習い、おみやげのパンをいただいて帰ったのが2008年11月27日。その後、私と友人は焼いたパンを写メを撮りあい、互いのパンのできをほめあっていた。

けれど友人は重症筋無力症を併発して、翌年の5月、駆け足で天国に旅立ってしまった。2人で分け合った酵母は私がつないでいこう、友人が遺してくれたものだから・・・そんな想いが「飽きやす」の私がいまもパンを焼き続ける原動力になっている。

忙しくても家にいれば週に1度、夜なべしてでもパンを焼く。でも帰省などで家を空けるときは、酵母のかけつぎだけをして、何とか酵母ちゃんの命をつないでいる。最初の頃に比べると発酵力はだいぶ落ちたし、私もどんどん手抜きになって、最近では一次発酵で生地を4~5時間ねかせ、オーブンに直行…というずぼらな作り方をしている。それでもそこそこ美味しいのが、このパンの底力なのだ。

「酵母は生きているので、毎日声をかけてあげてくださいね」と、まり子さんから言われていた。あまり声がけはしていないけど、発酵中にモーツァルトの曲を流したりしている(モーツァルトはよいです! オバマ米大統領の演説はダメでした…)。
気泡が出てきた酵母を見ると、早世した友人のことを想い出して、また来週、パンを焼こうと思う。わが家の酵母ちゃんは、まり子さんと私と、この世とあの世と、暮らしと健康とをつないでくれている。

※まり子さんに教えてもらった「天然酵母パン・コンプレ・50(全粒粉50%配合)」のレシピは、しごくシンプル。強力粉、全粒粉、天然酵母、塩、水を混ぜ合わせ、こねて(10~15分)、発酵させて(4~5時間)、焼くだけ(200℃30分)。小麦粉は国産(「春よ恋」など)にこだわり、生地に乾燥いちじくやレーズンやくるみを混ぜ込んでいる。
【2010/12/17 】 続けているもの | comments(0) | page top↑
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